江川榛香

ジャンル

クラシック

プロフィール

桐朋女子高等学校音楽科を卒業、桐朋学園大学音楽部を経て、19歳で単身渡仏し、2014年パリ国立地方音楽院にて審査員満場一致の一等賞でディプロムを取得。同年秋よりパリ国立高等音楽院ピアノ科にて、ミシェル・ダルベルト、クレールマリ・ルゲ各氏のクラスに在学し、2017年に第一課程、2019年に第二課程を卒業。また並行して2017年秋より同音学院エクリチュール科、2020年より同音学院伴奏科に首席で入学。2018年和声法、2020年に対位法のディプロムを取得。現在、伴奏を保都玲子、フーガ及びソナタ音楽書法をダヴィッド・レジンスキに師事。


2012年第6回横浜国際音楽コンクール大学生の部、第3位。第12回ブルクハルト国際音楽コンクール第4位。2017年イタリア、ミラノPiano Talent 国際ピアノコンクール第1位。

2020年、パリ国立高等音楽院第三課程入試伴奏を務める。

2012年ニース夏季国際アカデミーにおいて、選抜コンサートに4度出演。ピレネー、MusicAlp、(フランス)、カリアリ(イタリア)、IKIF(ニューヨーク)、ライプツィヒ(ドイツ)、クララハスキル(スイス)の国際アカデミーにも参加。また、ベルギーGentの音楽フェスティバルにソリストとして招かれる。その他JAZZダンスとのコラボレーションコンサート、ソロコンサート、室内楽コンサートを東京、パリにて積極的に行っている。

これまでにピアノを渡部僚子、菊地裕介、廻由美子、イブ・アンリ、ベルトラン・シャマユ各氏に師事。室内楽をイタマール・ゴラン、クレール・デゼール、フランソワ・サルク各氏に師事。和声法をイブ・アンリ、アナリーゼをイブ・バルメール、対位法をジャンバプティスト・クルトワ各氏に師事。

編成

ピアノ(ソロ)

レパートリー

ラヴェル:「鏡」「クープランの墓」
ドビュッシー:「版画」
フランク:「プレリュード」「コラールとフーガ」
フォーレ:「ノクターン第6番」

アピールポイント

人にはそれぞれの人生があって、それぞれの経験があって、そのときの心があると思います。
私自身も、音楽以外に色々な興味があり、踊りの世界、絵画の世界、料理の世界、スポーツの世界、映像の世界、どれもとても魅力的です。
本物が溢れるパリという街に住んで、同じ対象に対して自分の感性に気づき信じることが、個性の核であり、その周囲との違いが面白いと実感するようになりました。
芸術は経験からしか表現できないということから私はパリに来ることを決めましたが、私の楽譜を読み込んで表現する音楽が、聴いてくださる方々のこれまでのなにかに、そしてこれからのなにかにリンクして影響を与えたいと思っています。

演奏に対するコンセプト

クラシック音楽においてとても大切なことは、自らが作曲したものではないということだと思います。作曲家を、そしてその作曲家の語法を知ることが、表現するための重要な鍵になります。
そこには辿り着けるものや、揺るぎないものがありますが、演奏家も人間です。最終的にその一音を決めるのは演奏者です。
私は、曲に対して、作曲家に対して、音楽に対して、音に対して、信念を持ちつつ常に柔軟であることが、アーティストとして大事なことだと思っています。

その他