(齊藤)回り回って。

 ……また日付が変わってしまいました。ちょっとここ数週間の密度が異常なんです。やらなきゃいけないことが一気に来てます。サボってたツケってやつですね。

こんばんは。夜型のフクロウこと、まゆたそです。今夜もどうかお付き合いください。

 今週のトピックスといえば、私が制作で関わっている鮭スペアレ版『マクベス』のクラウドファンディングが100%を達成したことですね!「鮭スペアレ」とは、演劇ネットワークぱちぱちのプロデューサーである中込さんが主催の劇団。つまり、鮭スペアレの成功は、回り回ってぱちぱちの成功でもあるのです!わ〜〜〜!!!

そしてこのクラファンは昨日19日(木)をもって無事に終了いたしました。まさに感動のフィナーレ!今週末の東京公演に向けて、強い強い追い風が吹きました。

18時の公演は開演前にプレトークもございますので、お時間がある方は是非、5月22日(日)銕仙会能楽研究所までいらしてくださいませ。表参道駅から徒歩5分です。ぱちぱちのメンバーも当日手伝いに来てくれるとか!ありがたいです本当に。

私が今回やっている「制作」というポジションは、お客さんに一番近い存在です。作品を宣伝し、当日はお客さんを迎えます。「作品と社会を繋ぐのが制作だ」というのは私が大学で習ったことですが、確かに外に情報を届けなければお客さんは劇場に来てくれません。どんなに素晴らしい作品だとしても、お客さんが観てくれなければ完成しない、意味がないと私は思っています。(先週も同じようなことを書きましたね)当日制作として現場に入ってお客さんを迎える時、劇場から出てきたお客さんを見送る時「あ、今、作品と社会を繋いでるなー」と思ったり思わなかったりします。嘘です。大抵の場合は忙しくてそんなことをしみじみ感じている暇はありません。でも、そういうことだよなと振り返ってみて思います。

私は、コロナ前は結構手軽に当日制作のお手伝いに行っていた人間なんですけども、昨今の情勢ではそうもいきません。でもこうやってぱちぱちには中込さんがいて、鮭スペアレがあって、ぱちぱちのメンバーが演劇のことを実際に学ぶ場所があって、それって素晴らしいことだなぁと思っているわけであります。これが将来回り回ってぱちぱちの主催公演に生きてくるわけです。きっとね。

明日(もう今日ですが)は劇場入りです。制作として最後までがんばりまーす。

あ、『むかしむかし、あるお家に』の出演者もまだまだ募集中でーす。