(齊藤)本音と建前

こんばんは。しめきりを破ってばかりのまゆたそです。

豊岡演劇祭のレポートが公開されました!

https://note.com/engeki_8888/n/n64afdc925dc7

私のレポートを見た方はお分かりかと思いますが、私のだけまだ(前編)なんですよ…。後編はそのうちしれっと追加されますので、暫しお待ち頂ければ幸いです。

今回の豊岡演劇祭は、今後のぱちぱちの活動を考えるにあたって色々なヒントをもらえましたし、私自身「自分の居場所」(地理的な意味でも、自分が今後どうしたいのかという意味でも)について考えを巡らせた旅でもありました。わたしねー、考える事はすごく好きなんですけども、それを言語化するとなると途端に時間がかかってしまうんです。ま、みんなそんなもんですかね。何かを終えた直後にレコーダーに向かって録音すればいいのかしらとも思うのですが、それを文字おこしするのも面倒じゃないですか。でも私だって考えたことをいつまでも覚えていられるほど脳みその容量は多くないので、こうしてカメ並の速度で日記を更新している訳です。私みたいな人間にとって、こんな風に書かせてもらえる場所があるのはとてもありがたい事だなと思います。でも1回書き始めると最低1時間は書く事になるので、書きたいなと思う一方、典型的夜型人間のまゆたそは深夜にならないと動かないので、ああ今日も寝る時間が遠ざかっていくぜと遠い目をしながら今、パソコンに向かっております。今、夜の1時15分を過ぎました。

「なんとかなれー!」と楽観的に生きている私ですが、割と鬱々と内に籠って考えているので(それが好きでもあるので)、気が付くと悲観的になり始めます。「調子に乗ってあんなこと言うんじゃなかった」「嫌な思いをさせたんじゃないだろうか」「今日はこの道を通るとなんか悪い事が起こる気がする」……などなど。思い込みも激しいので、「今すれ違った人は何か事件に巻き込まれるかもしれない。後で警察に話せるように特徴を覚えておこう」とか日常生活の中で急に始まっちゃいます。厄介ですね〜。自分で書いといてアレですが、だいぶ変な人です。わたし。

なので日常で過ごしている分には「のほほん」と生きられる(そうあろうとする)のですが、急に暗いモードに陥る時があります。そんな時は自己嫌悪と後悔のオンパレードでネガティブパーティです。

で、今日もそんな感じでネガティブになった瞬間があったのですが、何を思ったのかちょっとそのとき自分を深堀りしてみたんですね。するとそこには私のコンプレックスがあって、そして更にそのコンプレックスがなぜ生まれたのかを探ってみると、過去に言われた言葉がありました。それは容姿に関する事で、もっと言うと私の体形に関することなのですが、端的に言うと「あなたって太いよね」というものでした。

今の私は、他人の容姿の事を言うこと自体が「良くないこと」で、どんな姿形だろうが他人が誰かの価値を決めるべきではない。と思っています。背が低かろうが高かろうが、痩せていようが太っていようが、私たちはみんな違っていて、でもそのままで良いはず。

でも、私の心には今も「あなたって太いよね」という言葉が刺さったまま。体は細い方が・華奢な方が良い、美しいという価値観が残ったままです。小さい頃に受けた呪いは、いくら成長して学び、新しい価値観を得ても残り続けている。古い価値観の中で育ってしまった私の心は簡単には変わってくれない。そのままで良いだなんてありのままでなんて嘘だ。だって私もそんな自分を素敵だなんて思えないんだもの。社会は「目を大きくしろ」「肌をきれいにしろ」「痩せろ」というメッセージを発信し続けていて、私はそれに強く反発している一方で、そうだよなと納得もしている。社会が私たちを変えていくの?それとも私たちが社会なの?どれが本音でどれが建前なのでしょうか。

この10年で「多様性」という言葉が本当に多くの場所で聞かれるようになりました。けれど演劇というメディアは良くも悪くも幅が広いので、未だに男性に女性ものの服を着せて「笑いのシーン」として成立させようとしたり、卑猥な言葉を女性が言っている様子を面白がるという場面があったりします。でもそれは作り手だけが悪いのではなく、それを笑ってしまう観客側も悪いのです。私たちがそれにNOと言えば、時代遅れのものはやがて消えていくはずです。

けれど、私の中にも変えたくても変えられない価値観があるように、人にはそんな簡単にはアップデートできないものがある。

そういうことを分かった上で、それでも少しでも良い方向に、行きやすい世の中に進んでいきたいと願うまゆたそなのでした。できれば演劇を使いながら。

現在の時刻は夜の2時45分です。おやすみなさい。

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