(伊藤)終のすみか『idk.』

広報チーフ伊藤です。

今日は私事です。昨日ぱちぱちの話をしたのでね!

終のすみか『idk.』という公演に制作補佐として参加します。

制作補佐などというたいそうな役職名にしていただいていますが、稽古場に時々出入りして、横から稽古や宣伝について意見を言っている人です。公演が近くなったらもっと色々お手伝いできたらいいなと思っていますが現状は!

私がなぜこの公演に参加することになったかというと、主宰の坂本奈央さんと実際にお会いしたとき、「他者へのリスペクトを大切にしながら創作をしているんだろうな」という印象を持ち、終のすみかという団体とお近づきになりたいと思ったため、「自分から何かやらせてください!」と交渉したからです。そんな感じだったのに、共同することを快諾してくださって本当に感謝です。

自分が感じるファーストインプレッションは信じた方がいいという経験則があり、深く関わっていなくてもこういう感覚は大事にしようと思っています(もちろん外れることもある)。

私は、数は少ないながらも色々な形で演劇と関わってきてそれなりの時間が経ってしまいましたが、帰納的に考えると、ほとんどの場合で、他者と共生することに重きを置いている人が創るものに心を動かされてきたなと気づきます。

演劇観ないし人生観は生きている限り変わり続けることは自明ではありますが、少なくとも今の私にとっては他者と自分の間の相互のリスペクトが演劇や表現の核であるような気がしています。

逆を言えば、そのリスペクトが欠けている状態に対する反発も同じだけ強くて、それを何らかの形で表出したいというフラストレーションも握りしめている。

演劇の仲間はいても、なかなか自分と方向性を一にする人とのご縁は繋がりにくいですが、自分から自分を営業していかなければ繋がるものも繋がらないという気持ちで、今後も色々な演劇人と共に活動するように動いていくつもりです。

自分が実際に求められる場所と、自分が求められたい場所のミスマッチは往々にしてありますが…その距離を少しずつでも縮めていきたいものです。

坂本さんが手がけたおしゃれフライヤーと公演情報を添えて。きっと素敵な公演になるので観に来てね!

終のすみか『idk.』

2022年9月7日-12日(水-月)

〔会場〕カフェ ムリウイ

〔脚本・演出〕  坂本奈央

〔出演〕  風葵  斎藤友香莉  鈴木里菜  鹿内和郎  高橋あずさ

〔予約〕 https://quartet-online.net/ticket/idk (カルテット・オンライン)