こんにちは！ぱちぱちディレクターのアキナです！
7月29日（土）・30日（日）【＃マジゲキ】高校生とプロの演劇人が一緒に本気で演劇を作る11日間『夏の夜の夢』無事に終演致しました🌟
こちらのレポートは、高校生たちと大人が本気で作った演劇公演の公演レポートになります！
マジゲキとは？
「高校生とプロの演劇人が一緒に本気で演劇をつくる11日間」の通称。八王子を中心とした多摩地区の高校を巡って沢山の人と出会い、そこで出会った仲間たちとプロの演劇人たちが本気で演劇公演を上演するプロジェクトです。今年4月から5月まで、主に多摩地域の高校を開催地として計4回演劇ワークショップを行い、総勢53名の高校生と出会いました！今回はその中から有志10名の高校生と共に『夏の夜の夢』を上演しました！
4月〜5月は多摩地区の高校を巡ってワークショップを行い仲間を増やし、6月からは『夏の夜の夢』の稽古期間に入り、7月29日・30日に日本工学院八王子キャンパスにて本番を終えました。下記のリンクは6月から7月にかけての稽古期間・本番期間にどんなことが行われたのか記録したレポートです！こちらも是非に！
無事に終演！
小屋入りしてからの四日間は、とてもドタバタ忙しい日々でしたが、なんとも充実した四日間でした。今回の公演場所は、日本工学院八王子専門学校のBOXステージ！
小屋入りしてみると、はじめて入る工学院BOXステージに高校生たちの感嘆の声が聞こえてきました。大会などで使用するプロセニアム型ではなく、一面黒で覆われたBOX型のステージにドキドキです。観客席ともフラットな位置関係で、稽古場とは違う環境にどんなふうに演技しよう、どう魅せようか一生懸命考えている姿が印象的でした。稽古場から出てもまだまだ成長できるんだなぁ！と感じました。
そして実際にどんどん成長し、本番では格好良い姿を見せてくれました〜！無事に2回の公演が終了して、よかったなぁと思っています。
あたたかく受け入れ声がけしたり応援してくださった日本工学院の皆さま、観劇にしに来てくださったお客様方、本当にありがとうございました！
今回の公演のお写真を一挙公開！
のびのび生き生き演技する姿がとっても魅力的でした！
今回はスタッフワークを担当してくれた高校生もたくさんいました！音響さんとして頑張ってくれたり、舞台美術を自分たちで作ったり、メイクを協力し合ったり、本番には来れないけど録音で参加してくれたり、バラシもみんなで頑張りました⭐️そんな舞台上だけでは観られなかった頑張りもチラ見せします！
高校生とプロの演劇人が一緒に本気で演劇をつくる11日間 第1回公演 『夏の夜の夢』
記録撮影 斎藤弥里
二日間の動員数（観客席50席）
7月29日（土）15:00回 46名
7月30日（日）13:00回 43名
ご観劇、ありがとうございまいた！
プロの演劇人の皆様からコメント頂きました！
武井希未（キミー） タイテーニア/ヒポリタ/スナッグ 役で出演
4月のWSから数えると最長で約4か月ご一緒したことになります。高校生活はたった3年間。そのうちの4か月というのは、本当に貴重な時間です。高校生たちがまっすぐに素直に全力で『夏の夜の夢』に取り組む姿を一番近くで見られる特等席を頂き、感謝しております。
11日間で作り上げるというハードなスケジュールの中、暑さにも負けず、全員が元気に楽しく本番を終えることが出来ました。
稽古期間中、本番期間中、何か感じたり、考えたり、悩んだり、苦しんだり、悔しんだり、楽しんだり、嬉しかったり、いろんな経験を経て、何かしら得たものがあったら嬉しいです。将来、演劇の道に進んでも進まなくても、ここで得たものが、経験が、出会いが、皆にとってプラスのものでありますように。
北條泰成（タイさん） シーシュース/クインス/芥子の種 役で出演
11回の稽古で、1場丸ごとなどの大幅なカットもない夏夢を見事に完走できて、驚いています。
高校生メンバーの実力や個性もさることながら、早坂さんの公演をまとめる力、キミーさんとジャッキー（ぱちぱちメンバー。キャストとして参加）の舞台内外でのフォロー、スタッフの皆さんのきめ細やかなバックアップがあってこそと思います。正直、稽古の半分くらいの段階では、無事に開幕を迎えられるのか不安でした。
しかし本番では全員がしっかり実弾の込められた演技をしていて、ほっとするのと同時に、もしこれを6回目くらいの稽古でやれていたら、早坂さんからより深い演出を受けることができ、さらに見応えのある舞台になっただろうという気持ちにもなりました。文化的にも教育的にもたいへん意義深く、微力ながら関わらせていただいたことを光栄に思います。
ご苦労も多いかと思いますが、ぜひ継続し、こうした催しが全国で定着する時代の先駆けになっていただきたいと願っています。
観劇に来てくれた先生やぱちぱちメンバーからの感想
東京都立総合芸術高等学校 佐々木宏 先生
マジゲキ『夏の夜の夢』初日を観劇しました。5ヶ月間にわたるワークショップを経ての上演。自治体とアーティストと高校生、大学生がコラボして生み出した新しい〈演劇のカタチ〉は、ここにしかない〈演劇の力〉を感じる舞台でした。キックオフからの全てのプロセスが、関わった高校生たちにとって、素晴らしい出会いとクリエイションの経験だったことが伝わってきました。
東京都立日野高等学校 石井佐知子 先生
マジゲキ『夏の夜の夢』5月ワークショップ、7月ワークインプログレス、そして上演初日を拝見しました。高校生たちがひたむきに、なにより楽しみながら、演劇に取り組む姿を見せてもらいました。稽古のなかでそれまで考えもしなかった視点に気づいたり、繰り返し挑戦してシーンを練りあげたり。出来上がった「夏の夜の夢」は、観客として見ているだけなのに想像力が刺激される楽しさと嬉しさに満ちた舞台になっていました。
東京都立昭和高等学校 森田 先生
5月のワークショップ及び7月のワークインプログレスの会場校として関わらせて頂き、また本番は２日目を観劇させて頂きました。学校演劇部や地域の劇団でない、新しい形が模索できるよい企画に関わらせて頂き誠に有難うございました。この取り組みが今後更に発展することを祈ってやみません。
東京都立府中高等学校 佐々木陽子 先生
5月のワークショップを府中高校で開催してくださって、府中の1年から3年まで多くの部員が参加することができました。また、他校の生徒や大人のみなさんに出会えて、貴重な出会いと楽しい関係作りと、そしていろいろな気づきのあるワークショップが体験できました。
7月の公演では、演出、音響、役者で府中高校として参加させていただき、プロと高校生が本気で劇作りに向かう姿を作る過程から垣間見ることができました。
本番は、1時間半があっというまでした。11日間で仕上げたとは思えない完成度の高い上演でした。学校という枠を勇気を出して飛び越えて、ワークショップや公演に関わった高校生のみなさんは、素晴らしいです。この気持ちや行動を大切にして、これからも劇作りを楽しんでほしいです。
次回の公演も、楽しみです。
明治大学付属中野八王子高等学校 森響平 先生
GWのWSでご縁があり、その後本校でのWS、「夏の夜の夢」の公演まで、本校生徒がかかわらせていただきました。
一つの作品を本気でつくり上げることの難しさ、奥深さ、そして素晴らしさを、皆で共有することができる最高のプロジェクトだったと思います。客席からもそれがひしひしと伝わってきました。
多摩地区の高校演劇・学生演劇が、今後ますます盛り上がっていくことを願っております。
主催の財団さんからのコメント
木村愛美 さん
真夏の暑さに勝るほどの熱気に満ちた会場で、制作スタッフとして過ごした公演2日間。好きなものに一生懸命取り組むエネルギーというのは、こんなに明るくて、そこに来る人たちをあっという間に笑顔にするものなのだなぁと、ただただ感動しました。チームワークが良く、ノリが良く、仲が良い、「演劇が好き！」で集まった力のすごさを感じました。
荻山恭規 さん
僕がこの企画を担当することにしたのが2月で、運営チームのキックオフMTをしたのが3月で、7月末が本番だったので、実質の活動期間は5カ月弱。ワークショップもして、公演もしてというボリュームから考えるとタイトなスケジュールでした。出来たこともあり、出来なかったこともありましたが、運営チームのみなさん、力を貸してくれたプロの俳優・スタッフのみなさん、高校生たち、先生たち、観客の皆さん、気にかけてくれた皆さんのおかげで、なんとか形になったなと思いました。それは、本当に思いました。次回公演への期待も方々から頂いており、頑張らねばな・・と思います。またどうぞよろしくお願いいたします!
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