(齊藤)これで終わると思うなよ。

こんばんは。一日中家でボーッとしてました。金曜日担当のまゆたそです。

「あの、コロナ禍っていつまで続くんですか?」

今日のまゆたそは怒っています。久しぶりに腹が立っています。

本当は、今日は高校生との演劇ワークショップのはずでした。が、コロナのせいで流れてしまいました。仕方がないです。誰のせいでもありません。この企画が立ち上がった時から、中止や延期は十分有り得る話だったんです。そのリスクは常にありました。想定内でした。

でも。

分かっていたけれど、いざそうなると悔しい。

2020年2月末にコロナウィルスが流行し始めてから、もう3度目の春です。

当時大学2年生だった私は、もう社会人になってしまいました。なんてことだ。私の大学生時代は半分コロナと共にあったことになります。当時はそれがすごく悲しくて悔しかった。「コロナだからしょうがないよね」って、そう言えるのは当事者だけなのに、普通に学生時代を謳歌した大人たちが、その言葉を使って次々と私たちの行動を制限していく。普通にできていたことができなくなっていく。失った時間はもう戻らない。その事実にただただ怒っていました。

でも命には代えられないからと段々と諦めて、その中でやれることをやるしかないと、少しずつ自分との折り合いをつけていったあの頃。

今ではすっかりマスクを着けることに慣れて、怒りもなくなったのかなと思っていました。

でも違いました。私は今、コロナにとても怒っている。

ワークショップに参加してくれていた現役の高校生たちの中には、初めて演劇をやるという子もいました。こんな状況下で演劇をやりたいと思ってくれたのに、せっかく楽しいクリエーションが始まるはずだったのに。この2年間で色々なことを諦めたのに、まだコロナは私たちから楽しいことを奪っていくのか。

辛いな、悲しいな。悔しいな。コロナ禍3年目だけど全然慣れてないですよこの感覚。凄い心がぐるぐるしてますよ。ええ。

コロナめー!これで終わると思うなよー!と、捨てゼリフを吐いて、今日は美味しいものを食べて寝ます。