(齊藤)演劇を(好きで居)続けています。

こんばんは。もはや金曜日でもないまゆたそです。

忙しさを理由に日記更新をサボりまくっていていました。どうもお久しぶりです。

新年度に新たに始まるぱちぱちの諸々(『ぱちぱちのモロモロ』ってイベント名になりそうですね)を準備しつつ、公演の打ち合わせや都内の高校でゆうりさんと共に講師として演劇の授業を行ったりしておりました。(アイキャッチ画像はその時にゆうりさんに撮ってもらった写真です)そうしたら家族内にコロナとインフルエンザが出て大騒ぎ。ワクチンは4回打っているし、日ごろから感染対策を徹底しているので不安はなかったのですが、やはりいつもより気の抜けない数日間でございました。私は去年の1月にコロナに罹っているのですが、それからというものどこかで『もうコロナは大丈夫だろう』なんて根拠のない思いが芽生えてしまっていたのではないかと思います。初期の頃と違い新規の感染者数の報道を目にする機会は減ったように思いますし。マスクも野外で人気のない場所では外していいそうです。オフラインのイベントも少しずつ復活して、表向きはコロナ前に戻っていくかのようです。

政府は春ごろを目安にコロナを感染症法の5類に引き下げるといっておりますけど、引き下げたところで感染力は変わらないし、後遺症だって残るでしょう。実際、感染した家族は未だに痰が絡むみたいで咳してます。両親も半年くらい倦怠感と体力低下に苦しんでいました。感染者の7日間の待機期間がなくなることで演劇公演の中止はなくなるでしょうか。どうでしょう。法が変わろうが現実は何1つ変わってないですけどね。

まゆたそはこの間スギ花粉とヒノキ花粉のアレルギーが発覚した(検査しなくても知ってたけど)ので、表向きに流されてマスクを外すことはしばらくは無いだろうと思います。主要な食品系のアレルギーはありませんでしたが、未だ夕食後に湿疹が出たりするので何らかのアレルギーは有しているものと思われます。

さて、この間高校で生徒たちと話をするにあたって「教育者とは、安全な“場”を作れる人のことを云うのだな〜」としみじみ実感しました。教えるとか、知識を授けるなんてそんなことはどうでも良いというか、重要ではなくて、全員が伸び伸びと己の性分を活かして活動できることが大切であり、そのために教室という場があるんだな〜とゆうりさんたちの立ち振る舞いを見て思いました。こういう瞬間に、二度とやりたくないと思った教育実習もまたやってみたいなとうっすらぼんやり思ったりします。私はあくまで補助で、生徒たちこそが主役である。そういう意識が2年前は足りてなかった訳じゃないけど、実感として持てていなかったように感じます。場の進行に関しても、生徒が「こういう風にしたらみんな発言できると思う」と途中で自主的に言ってきてくれたおかげで進行の問題点に気づけたりしました。「みんなで場を作る」ってこういうことなんだと目の当たりにして、まだまだ未熟だな〜!実践あるのみだな〜〜!!という気持ちになったのでした。

あの教室にいた人たちの何人が演劇を続けていくのだろう。そんなことも考えました。そしてこうして何気なく書いていますけど「演劇を続ける」ってどういうことなんでしょうね。

今度ぱちぱちのホームページが新しくなるにあたって(新しくなります!)、今ゆうりさんが「演劇ネットワークぱちぱちとは?」の文章を大幅に書き直しているのですが、その編集中の文章の中で演劇の続け方についての1節がありました。演劇作品をつくることだけでなく、みること、かんがえること、はなすこと。どれか1つでも該当していればそれはもう立派に「演劇を続けている」といえるのではないか。

「私は1観客として演劇を(好きで居)続けています」

確かにこれも、演劇を続けているってことですよね。舞台に立っていなくとも、お客さんごと作品になれるのが演劇の凄いところですから。

そう考えると、演劇に1度でも触れた人たちは演劇の存在を知るわけだから、ある意味では全員が演劇を続けると言っていいのかもしれない……?

まゆたそは大学で4年間演劇制作を中心に学んできて 漠然と、卒業後も舞台を作り続けること・舞台に立ち続けることが「演劇を続けること」だと信じ込んでいたように思います。

でも演劇は色んな続け方があって、道は1つじゃない。けれどどれもがイバラの道です。少なくとも私にはそう見えます。ていうかそもそも道なんて見えない。卒業してAsoVoのメンバーになって、もうすぐ1年が過ぎようとしているけれど、未だに私は「どうするまゆたそ」状態ですよ。ぱちぱち運営メンバーだけど日々迷いまくってます。ただ私は自分を豊かにするために演劇を、創作表現を続けているので、それが実感できているうちはまだまだ走り抜けたい気持ちでいっぱいです。そして私には「他人を応援する」という才能があるので(自分で言って上げていくスタイル)、我ながらぱちぱちマネージャーはその才能を存分に発揮できるポジションだと思っておりますイェイ。

でも別に私程度の能力を持つ人なんて沢山いるということも分かってます。だけど能力高くなくても演劇と生きていたいじゃない!そしてできるならそれで生活したい!……というのが今の私の目標です。能力高い人たちだけが生き残れる世界なんて嫌です。凡人でも演技も歌も創作表現もしながら生きていきたいでーす。

とまあ私はこんな感じですが、ぱちぱちで是非自分なりの演劇の続け方を模索してみてくださいお手伝いします。

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