2023年7月10日(月)19時45分~21時30分に、ぱちぱちのTwitterスペースにて、
月刊アフタートーク×かるがも団地 コラボ企画 かるがも団地第七回本公演『M.O.S.ヤングタウン』をより楽しむトーク!~演劇の続け方も聴いてみる~
が行われました。
かるがも団地は、2023年6月15日~6月18日に渋谷space EDGEにて、5周年記念公演『M.O.S.ヤングタウン』を上演しました。なんと開幕の約1か月前に、すでに全公演チケット完売という大盛況ぶりでした。
今回のコラボ企画では、かるがも団地から主宰の藤田さんと衣装美術製作の古戸森さんをお迎えし、『M.O.S.ヤングタウン』を観劇したぱちぱちメンバーと製作したかるがも団地の両者による、感想や質問を交えたアフタートークをTwitterスペース上にて開催しました。
こんにちは。
演劇ネットワークぱちぱちメンバー、大学2年新妻野々香(にいつまののか)です。
今回、私は八王子市南大沢で6月4日に行われた公開稽古に参加しました。
当時はまだ稽古段階での通しを観劇したのですが、その後本番を迎え、無事に全公演を全員で駆け抜けたかるがも団地さんのアフタートーク、とてもわくわくしながら拝聴しました。その記録をレポートします!以下敬称略です。
月刊アフタートーク×かるがも団地 トーク参加のみなさん
月刊アフタートークチーム:こうへい(25歳)/まおすけ(大学3年)/ゆうか(ぱちぱち広報チーフ)
スピーカー:藤田恭輔(かるがも団地)/古戸森陽乃(かるがも団地)/椙田航平(ぱちぱちメンバー23歳)
公演を終えてみて
2018年に結成してから今年で5周年を迎え、6月に新作公演を終えたばかりのかるがも団地。まずは公演を終えての感想を伺いました。
藤田
作品自体は5年目って感じのものが作れてよかったです。元々5周年というのが念頭に始まった企画だったので、今までお世話になった人も新しい人も色々混ぜてのお祭り感みたいなのが演出できたかなと思っているし、いい意味での賑やかな話にしたいと思っていたので、それは実現できてよかったと思ってます。
───東京都立大学の演劇サークル出身である、かるがも団地。八王子市で出会ったという経緯もあり、南大沢は劇団にとって非常に縁のある土地ですが、自身の経験や思いなどをもとに南大沢を描くということを通してどう感じましたか?
藤田
八王子、特に南大沢って言うと八王子駅の真ん中ではなく、ちょっと中心からは外れてるエリアで、垢抜け切らない街だよなと思うんです(笑)。ニュータウンって都会みたいな暮らしが郊外でもできるっていう売り文句が出発点だったりして、だからこそ、良くも悪くもどこまで行っても都会の真似事って空気が南大沢にはある気がしていて。
でもその演出しようとしてる感じも含めて垢抜け切らない側面も僕は可愛いなと思ってるんです(笑)僕は実は東北の出身で、大学進学で上京して最初にお世話になった土地なので、かるがも団地の作風にも僕のそういう部分が出てるのかもしれないです。あまり大都心の話を僕は書かないので。ローカルというか郊外の雰囲気みたいなのが好きで、それが根っこになっているので、そういう自分の好きな土地をちゃんと描く、自分なりに切り抜くことができたかなとは思ってます。
「場所」への想い
───南大沢の団地を舞台にした『M.O.S.ヤングタウン』。土地柄が強く反映された作品ですが、なぜ舞台となった南大沢ではなく渋谷の会場で本番を迎えることになったのですか?
藤田
実は最初は南大沢でやるつもりだったんです。けど、中々取れなくて。じゃあどこでやろうってなったときに、僕が個人的にspace EDGEって空間がすごく好きで。あそこって元々倉庫で、改造してアートイベントとか発表とかやれるようになってるんですけど。演劇の公演でも僕は何回かspace EDGEって空間自体に行くことがあって。
あとは最初に中学生で抗争みたいな話になるかもってビジョンが見えていた時に、倉庫って抗争の舞台になること多いなって。その治安の悪い感じとかともイメージが重なるところがあって。高さも結構ある会場なので、物理的な意味だけじゃなくて、お話にもすごく奥行きが出せる、広がりを持たせられるなって感じもしたので、あそこに決まりましたね。
でも思わぬ形で、同じように八王子を中心に活動してるぱちぱちさんに声をかけていただけて、公開稽古って形で南大沢に来ることができたのは、すごく有難かったなと思ってます。
実在する場所を舞台としている場合、実際に現地に赴き、リアルな体験を得るという作業は演劇や表現に限らず、重要なプロセスであると思われます。そして、そういった特定の場所で同じ時間を全員で過ごすという経験は、より一層出演者たちを団地的な結束に導いたのではないでしょうか。(新妻)
キャスティングの意図
───今作では出演者をオーディションで決めたんですよね?
藤田
基本的にはオーディションで決めました。今回初めて来てくれた方と、以前も出てくれた方の組み合わせで、大体半々くらいにしたいなって今回は考えてたかな。
───今回は台本ができるより前にキャストが決まったと伺いましたが、その場合、どういう選び方をしたのか、ある程度こういう役者が欲しいなぁというイメージが頭の中にあって、それを基準に選んでいるのか、それとも直感的なものだったのか。どういった基準で選んだのでしょうか?
藤田
『M.O.S.』は賑やかでうるさい感じの作品にしたいなっていうのが念頭にあった上で、そういうやかましいトーンに芝居が合う、似合いそうっていう方とか。あとは今回は漫画っぽいトーンのお話になったので、そういうコミカルなテイストの芝居が映えそうな方にお声がけさせていただきました。あとはたくさんボケるだろうなって思った方(笑)。
───主役に対しても同様な選び方だったんですか?
藤田
主役は新たに来てくれた方から声をかけようっていうのはありました。
その主役の周りをこれまでかるがもを経験した人が脇を力強く固めていただきつつ、でも新しい人ものびのびできるような体制が取れたらなあというようなのは、ポジションを決めるにあたっては気にしていたかな。
あと、主役は兄妹のずっと喧嘩ばっかりしているような役だったので、声がずっと聴いててもあまり疲れない人とかだといいなあっていう風には思っていたので。
あと主役のヒロイン的な子にモノローグを託したりするので、お客さんと劇世界の最初の懸け橋になってくれるような役割を担っていただくことが多かったりするので、そこでずっと聴いてても疲れなかったり聴きやすい、聴いてて気持ちいい声がぽーんと出る、そういうところは気にしたり、そういう人がいるといいなって思ったりします。
稽古場での工夫
───今回、これまでのかるがも団地の作品の中で最もキャストの人数が多い公演となったそうですが、そういった点で、稽古場での空気など、何か気を付けた点や気づいたことはありますか?
藤田
それまでは多くても10人やそこらだったキャストが、今回は客演だけで12人もいて。たくさん役者がいると、役へのアプローチの仕方が本当にそれぞれ違うんですね。そのことに徐々に気が付いて、そこをなるべく分かった上で、声かけの仕方とか話すときの言葉の選び方とかを工夫したほうがいいかもっていうことを(稽古)後半に徐々に意識するようになっていきましたね。
役の性格とか気持ちの変遷の一貫性とかを重視されてる方もいれば、僕は結構変なセリフを書いちゃうことが多いんですけど、そこに説得力を持たせるために、身体の側から作って行きたいみたいな方も居たり。あとはとにかく反復して、反復することで自分の言葉にできるから、それが自分は得意だからそうしたい、みたいな人も居たりとかして。
そこは一人一人ペースが異なるので、自分の中で想定していた、こんな感じにできたらいいなって風にすぐにならなくても、ちょっと「待つ」みたいなこともしながらやったりしていたような気がします。
───作品を作っている過程での「待つ」という作業は、待っているほうも待たせているほうも苦しい、そして怖い作業だと思います。一人一人のペースに委託することの不安はなかったんでしょうか?
藤田
始めたての頃とかはすぐに結果というか、役者さんの出すものに反映するのに時間がかかると自分も焦ってしまっていたんですけど、よくよく考えたら同じ人間だしそんなすぐにはできないよなって、僕だって人から言われたことそんなすぐにできないし。そこは昔よりはそういう視点をもってキャストさんだけじゃなくていろんな人に、気をまわすことができるようになってきたかなとは思います。
───今後もっと多い人数の作品を作ることはあるんですか?
藤田
僕は高校の時も演劇部の部長をやっていて、自分の中でなんとなく15人くらいまでがギリギリ1つになれるなあって意識があって。20人とかになってくるとグループとか一定の人としか話さなくても成り立つということを最近思い出して。なので当面は人数が多いと言いつつも、15人以上とかは組まないかも。12~13人くらいがお互いが自分以外全員に気をまわせられるギリギリの人数かなと思ってます。
あとは単純に皆をなるべく美味しくしたいっていう思いもあるので、台本を書く上でもその人数がギリギリだなって思います。上手くお話としてまとめながら、でも皆それぞれにもちゃんと見せ場みたいなのを作れたらなあと思いながら台本書いたりするので。
キャラクターひとりひとりにしっかり見せ場を作りたいという藤田さんの考えは、舞台上の役者の身体が近く、ひとりひとりを観ることを無意識下で意識させられる小劇場演劇においては特に重要なものに思います。(新妻)
今後の展望
───かるがも団地としても、藤田さん個人としても、今後の展望はありますか?
藤田
旗揚げから5年経って、段々と関わってくださる人数や規模、一個一個の船が大きくなってきて、それに自分たちだけじゃなくていろんな人が関わってくれて出入りして、本当に団地みたいな雰囲気が徐々に作れてきたかなとは思ってます。
展望としては、皆でステップアップしていけたら嬉しいなと思ってますね。スターダム的な上を目指すだけが正解ではないってのはもちろんなんですけど、1度うちに出て、2,3年後に久々にご一緒するみたいなのが最近あったりすると、その再会がすごく嬉しくて。そういう意味でも皆で、私たちもステップアップしていけたらなあということは思ってます。
あとは劇団で年に複数回公演をやったり、個人で外部の演出に参加させていただいたり、そういうのが増えて、別に質を怠った気持ちはこれまで無いけど、やっぱり量から質への転換期を迎えつつあるかも。それは作品のクオリティももっと高めたいと思うし、稽古場とか製作現場での安全性をもっと確保していかないとっていう点もだし、あとは一個一個にこだわる時間みたいなのをもっと設けてもいいんじゃないかとは思っているので。
少し発表の頻度は緩やかになっていくかもしれないですけど、ただその分総合的に質の面で、それは結果だけでなく過程の面も含めて、なるべく向上したらいいなぁとは思ってます。
量から質へという転換期を迎えつつあるということで、今後の活動や作品にますます興味が湧いてきます。(新妻)
演劇の続け方
ぱちぱちでは、一人一人の「演劇の続け方」を様々な活動を通して日々模索しています。そこでかるがも団地のお2人にも、演劇の続け方について伺いました。
───3人で演劇をしようと思った、コロナもある中で今まで続けているきっかけや、今後どう演劇と付き合っていきたいと思ってるのか、というのを伺いたいです。
藤田
かるがも団地の出発点は、多分ひとえに僕の諦めの悪さなんです。
大学の卒業公演が4年生の3月末にあって、僕はその時点で一般企業への就職が決まっていたんです。でも卒業後も脚本の学校に通ったりして脚本は一人でも書き続けたいなあとか、タイミングが合えば働きながらでも演劇のユニットを作ってる人はいるので、何かしらの形では続けたいなとは思っていました。
卒業後、古戸森は大学院に行って、宮野は在学中からフリーランスの制作をやってて、卒業した後も演劇ってものを続けたそうだったのが、僕を含めてこの3人だった。出発点はそこですね。
それで、いつか声をかけようとは思ってたんですけど、いつかいつかって思ってると、4月から環境が変わって社会人をスタートしたら絶対忙しいし、その忙しさにかまけて結局何も動き出さなそうな自分の姿が何となく透けて見えたんです。だから卒業公演終わりたてでまだ演劇やってたいなって思ってる、熱が冷め切らないうちに手を着けてたほうが良いのかもしれないと思って、もう実は4月頭に3人で集まって、まだ何も決まってないけど何かやってみない?って話し合ったんです。
その段階でだめでもいいから何か一回やってみようってことでやった旗揚げ公演が、まあ何とか拍手を頂くことができて、じゃあ続けてみる?みたいな感じで、その連続で今に至ってます。だから、旗揚げが大失敗してたら多分今やってないと思うし。だから、良くも悪くも諦めが悪かったからここまで来れたのかなとは思ってますね。
「諦めの悪さ」は、何か行動を起こす起爆剤やモチベーションにもなるんですね。
これはきっとコロナ禍においては、多くの人の中で最も発揮されるべくして発揮された特性でもあったのではないでしょうか。今やるぞ!という瞬発的な熱が、かるがも団地のこの5年間を形成したと思うと、なかなかに興味深く感じられます。(新妻)
今後のキャリア
───キャリア的な面で何か考えていることや目指しているものはあるんですか?
藤田
今後…これは僕個人の話なんですけど、5年前思っていたよりはある程度遠いところまでは来れたなって実感はあって、5年やってきて動員も一応何百って方に見ていただく規模になることができて、最初は音響照明とかスタッフも自分たちでやってたんですけど、よその方にお願いしたり、キャストさんもプロフェッショナルな方々とご一緒する機会が増えて来て、そこの人たちとの信頼関係もできてきてっていうのを特に去年、今年はとても感じていて。
最初は働きながらやってる2足の草鞋だしっていうのがどこかにあったんですけど、別にその2足の草鞋はもちろん当面続けるんですけど、向き合い方みたいなのは、今までの自分が思っていた、もちろん今までも自分なりに一生懸命やってたんですけど、でももう1段階ギアを上げて行けたらいいのかなという感じはすごくしてます。
僕はスタートしたときは、個人的なキャリアの目標としてはもちろん演劇は続けたいですけど、実は脚本家になりたいんです。映像寄りのテレビドラマとか映画とか、そういう脚本のお仕事をする人間になりたいなというのが、創作の源点でもあったので、初期はそっちに気持ちのウェイトが偏ってしまっているときもあったんですが、最近コロナも緩和されてきて、生の体験を観に行こうという動きが少しずつ戻ってきている中で、もっと演劇でしか味わえない気持ち良さとかエネルギーとか、演劇でしかできないことにもう少しこだわるのもアリかなと。昔よりも演劇という表現や演劇自体にもっとに向き合っていこう、今後もやっていこうって、5年もやってきてそう思うようになりました。
人の交点としての「団地」
───劇団としてのキャリアの希望やこういう劇団になりたいというのはあるんですか?
古戸森
ある程度かるがも団地が知ってもらえたら、演劇を本業としてない人とか演劇から離れたけど素敵な人とか、そういう人とも一緒にやる機会をかるがも団地に作りたいなとは思ってます。
藤田
それはすごく僕もずっと考えてた。いろんな人との交点になれたらなと思ってます。いろんな演劇との関わり方、ぱちぱちさんも日々模索されているとは思うんですけど、いろんな人が、スターダムを上ることだけが正解ではないので、そういう人たちが、所謂団地的に交われる場所、そういう空気みたいな場所に、かるがも団地が一役買えたらいいなとは思いますね。
団地的な演劇のコミュニティ、一体どういった形になるのか非常に気になります。(新妻)
配信との距離感
───南大沢・渋谷・配信(公演のアーカイブ配信を7月18日まで行っていました)と、距離としては物語の舞台となっている所からどんどん離れていっている中で、作品内の意味合いが少しずつ変化してしまっている側面を感じるんです。配信まで来ると、家で観ることになるので重要なはずの土地感までは拾い辛いと思いました。ストーリーや綺麗な画は目にぱっとつくけれど、やっぱり演劇は生のものという意識もあるので、かるがも団地はどういう距離感で配信という形式と付き合っていこうとしているのか、伺いたいです。
藤田
配信をすること自体のきっかけは、コロナがあったんですけど、僕たちの規模ではロングランとか長い期間ではできなかったりするので、いろんな人が自分たちのものにアクセスしてもらえるってことでは配信って手段はありだと思ってます。
確かに土地感みたいなのは薄れてしまうとは思います。土地の空気はなるべく何となくじんわり伝わったらいいなとは思いつつ、本当は映画でやったらいいじゃんみたいなところもあると思うんですよ。そこは僕も演劇って媒体への馴染みや親しみがあるし、生でやるライブの表現が好きなので、土地の空気みたいなのは絶対全員にくみ取ってもらいたいってよりは、僕の創作のモチベとか僕の作品で見せたいものの優先度では上のほうにはあるけれど、そこにそこまでフォーカスを当てたら、映像に手を伸ばしてると思うので。
配信する上での距離感は、多分、割と舞台そのままというよりかは、映像は映像でカット割りをしっかり作っていただいたり、そういうものとして映像の見やすさとかを優先して作ってるかな。
生だといろんなところを一度に観れるけど、配信の人たちはその中でも一番お客さんの視線が向いているであろう部分を抜いてくれているので、最大公約数的な部分、見せたいシーンは切り取って見やすくしてくれてるとは感じます。なので舞台の空気とは違っちゃうとは思うけれど、また別ものとしてそこは楽しんでもらえたらいいのかなあとは思います。
これまで配信と言えば副次的なものというイメージが強かったが、生の舞台と映像の配信で、同一のものを届けられるように努力するよりも、それぞれの特性を生かした形で届けられればいいという点は面白く感じられました。仕方がないからどちらか片方で観るという利用ではなく、どちらも楽しむという観客の意識の変化がそこにはあるのかもしれません。(新妻)
日常生活と劇作
───藤田さんが普段、演劇や表現から離れている時間に何か劇作する上で参考になるなぁ、使いたいなぁと思うことはどれくらいあるのでしょうか?
藤田
自分が人生でぶち当たったことや悶々としてしまう瞬間、どんな人生のフェイズでもあると思うけど、それが言葉にしたりお話を作る過程で自分でも整理がついてきたり、何がつらくて心に突き刺さったのか分からなかったけど気づいた瞬間とかがそうですかね。
僕って本を書き始めるときに自分が熱を持てるテーマに出会えないと本当にモチベが続かないんです。それが見つからないといつまでたっても書けても納得がいかなかったり物足りなさを感じたりするんですけど、そういう自分のテーマに繋がりそうな人生経験が演劇をやっていない時間によくあったりして、そういうのに出会った時に、ああこの話をいつか演劇に乗せたいみたいな気持ちになったりします。
だから自分の成長のように、かるがも団地の本公演は特にその時僕が考えていたことが真っすぐ反映されていると言うか反映せざるを得ないと言うか、家の柱に身長の線を書くように、各公演が柱に成長の線を引く作業みたいな、その時の自分の人生の記録みたいなのをとても感じます。
作品一つ一つが藤田さんの成長記録として考えたら、また過去作も観返してみたくなりますね。(新妻)
終わりに
1時間半のスペース開催だったにも関わらず、あまりの内容の濃さに、記事を書きながら圧倒されています。
アフタートークに参加し、たくさんの質問に答えてくださった藤田さん、古戸森さんには心より感謝いたします。
『M.O.S.ヤングタウン』の裏話だけでなく、演劇の続け方や今後のキャリアなど踏み込んだ内容まで誠実にお答えいただきました。
非常に温かく和やかな雰囲気のもと、特定の話題について、それぞれ異なった環境でそれぞれの活動をしているぱちぱちメンバーやかるがも団地の方々が一堂に会して、皆で意見交換したこの場も、団地的な繋がりの一部になっていたのではないでしょうか。
今後もぱちぱちフレンズとしてかるがも団地の活動を追うと共に、演劇の続け方・関わり方などについて模索していければと思います。
新妻野々香(早稲田大学2年。制作者を目指して、技術を身に着けるために学校外での現場経験を積む。)
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