中込遊里です。
18歳~25歳が演劇を続けるための実験をする場「演劇ネットワークぱちぱち」。今日は、「面談」での話です。
参加したいユース世代の方から連絡があると、まず私がオンライン面談をする。面談というとちょっと堅苦しいけど、はじめまして、やあやあ、という会で、ぱちぱちの活動や、その方の興味関心などを伺うことにしている。
初めてお話する方なんだけど、なぜか初めての気がしない。演劇をするという共通事項があるからか。
そして、初対面なのに、かなり切実な悩みをお話してくれることがあって、ぐっとくる。
「お金が足りなくて生活が苦しい。けれど、就職をしたら演技の勉強ができなくなるかもしれない。若いうちに修行しておかないと、俳優としての賞味期限が切れてしまうのではないかと心配。」
「演劇が学べるのは楽しいのだが、大学の人間関係が苦しい。人間関係を作っておかないと演劇公演ができないから、打算で付き合うことになってしまっている」
これまで出会ったユース世代のみなさんのことを思いながら、私自身の学生の頃を思い出しながら、ウンウン、とめちゃくちゃ共感しながら聞く。
この面談でのお話が即ぱちぱちの企画に繋がる時もあるし、これからいろいろ話していきたいですね、となってぱちぱちメンバーになってもらう場合もある。ぱちぱちは、教育機関ではないし、劇団でもない。ただ、演劇を続けたいという思いのある人がゆるやかに繋がって仲間を見つける場だ。だからこそ、話せることがあるのかも。
立ち上げた1年半前は大きな夢があるだけだったけれど、少しずつ、人が豊かに繋がる場になっているのかもしれない。その兆しを感じる。
☆☆☆声を大にしてお知らせ☆☆☆
ユースシアター参加作品は12月16日、18日にいちょうホールで上演ですよ!平井寛人作品は、ミュージカルの風合い。京サリ作品は、パントマイムの風合い。詳細はこちら!観に来てね。