【上演先募集中!】「きょうげんあそび」を呼びませんか?

こんにちは!「きょうげんあそび」ディレクターのまゆたそ(齊藤舞夕)です!

突然ですが、演劇作品「きょうげんあそび」をあなたの町・地域・職場・イベントに呼びませんか?

「きょうげんあそび」とは?

「きょうげんあそび」とは、日本の伝統芸能である「狂言」を楽しく分かりやすく組み立て直し、創作した演劇作品のこと。

2021年、演劇ネットワークぱちぱちが発足して初めて上演した演劇公演です。

メインターゲット:3歳〜小学2年生くらいまで

上演時間:1作品10分 

上演料:1演目2万円(交通費込み・消費税別)〜

これまで、こんなところで上演しました!

①『でんでんむし』『ぼうしばり』 2021年10月29日(金)都内保育園 

「幼児クラス向けに演劇を上演してほしい」という依頼を受けて、「きょうげんあそび」というコンテンツが生まれました。

記念すべき第1回目の「きょうげんあそび」レポートはこちらから読めます⏬ 

「きょうげんあそび」がどのように生まれたのかも詳しく書かれていますので、是非チェックしてみてください。

②『でんでんむし』『きのこ・きのこ・きのこ』 2022年3月6日(木)都内幼稚園

新作レパートリー『きのこ・きのこ・きのこ』の初上演!先生たちにもきのこ役になってもらい、園児たちも大盛り上がりでした!

③『きのこ・きのこ・きのこ』 2022年12月17日(土)桑都テラス

初の野外公演!当時八王子に新しくできた「桑都テラス」でお客さん参加型演劇として『きのこ・きのこ・きのこ』を上演しました。

これについて書いた私の日記(前半部分が「きょうげんあそび」についてです)はこちら⏬

④『カミナリ』 2023年11月4日(土)J:COMホール八王子 ロビーホワイエ

前回桑都テラス公演でお世話になった方から、イベント出演の依頼を受け、上演が決まりました。

新作レパートリー『カミナリ』の初上演!日本遺産応援live KIDS PARTYパフォーマンスの一環として上演を行いました!

ロビーホワイエという珍しい場所での上演でしたが、沢山の人が足を止めて観てくださり、とても楽しい時間でした。

これについて書いたレポートはこちら⏬

「きょうげんあそび」の特色

そもそも「狂言」とはなにか。

狂言は対話を中心としたせりふ劇です。大がかりな舞台装置は一切用いず、言葉やしぐさによってすべてを表現します。狂言の大きな特徴は「笑い」。中世の庶民の日常や説話などを題材に、人間の習性や本質をするどく切り取って、大らかな「笑い」や「おかしみ」にしてしまいます。狂言の典型的なキャラクター「太郎冠者(たろうかじゃ)」を始め、様々な登場人物たちが織りなす物語。そこに描かれているのは現代にいたるまで変わらない、普遍的な人間の姿です。

文化デジタルライブラリー 能楽編その二 狂言はやわかり 狂言とは より引用

「きょうげんあそび」は元となる狂言をリスペクトしながら、「楽しく分かりやすく」再構築しているのが特徴です。

出演者とお客さんが一緒になって楽しむ演劇

「きょうげんあそび」は普通の演劇とはちょっと違います。出演者がお客さんと積極的に交流し、一緒に劇世界を楽しむのです。思わず笑って歌って踊っちゃうような仕掛けがあるのがこの「きょうげんあそび」なのです。

出演者とお客さんがいればどこでもできる

「きょうげんあそび」は舞台装置を一切使いません。小道具や衣裳も必要最低限のものしか使いません。そのため、車での搬入が必要なく、屋内屋外を問わずどんなところでも上演ができます。

1作品10分という短さ

「きょうげんあそび」には『1作品10分程度であること』というルールがあります。イベントの1演目として10分間のみ上演することもできますし、2・3作品繋げて上演することも可能です。

依頼に合わせた作品の上演

上演先の幼稚園の園歌を作品に取り入れたり、園で実際にやられている体操をやってみたり。不特定多数が集まる場所に呼ばれた際には、演劇要素よりもゲームやダンス要素を多くしたりなど…、毎回上演先に合わせて作品を創り、お届けします

出演者は全員U25

「きょうげんあそび」に出演するのは全員演劇ネットワークぱちぱちのメンバー(18歳〜25歳)です。演劇を学んでいる若者たちは、技術や体力があり、なにより元気です!お兄さん・お姉さんとして、子どもたちに寄り添うことができます

どんな演目があるの?

2023年10月現在、これまで創作した演目は全部で4つ。これからどんどんレパートリーを増やしていく予定です!

1.「でんでんむし」(原作:蝸牛-かぎゅう-) 上演時間10分程度

【あらすじ】

長生きを願う主が、長生きに良いと聞く「かたつむり」を探してくるように太郎冠者に頼む。しかし主はかたつむりを見たことがない。「頭が黒い」「腰に貝をつけていて、時々ツノを出す」「薮の中にいる」という主からの情報を頼りに太郎冠者が山へ向かうと、そこには修行をしている山伏の姿があった。『あなたがかたつむりですか?』と聞く太郎冠者。その様子を面白がった山伏は、太郎冠者をからかってやろうとかたつむりのふりをして「かたつむりは歌が好きなんだ」と歌う。そこへ主が太郎冠者を探しにやってきて、最後はみんなで踊り、歌いながら退場する。

☆聞けば思わず歌いたくなっちゃう不思議な歌あり、ダンスありの楽しい演目です!「でんでんむっしむし〜」と一緒に踊ろう!

【必要キャスト】3人

・主(あるじ)

・太郎冠者(たろうかじゃ)

・山伏(やまぶし)

2.「ぼうしばり」(原作:棒縛-ぼうしばり-) 上演時間10分程度

【あらすじ】

次郎冠者が自分の留守中にお酒を盗み飲んでいることに困っている主は、どうにかして懲らしめたいと太郎冠者に相談をする。すると太郎冠者は、最近次郎冠者は棒術にハマっているので、棒術を披露させ、夢中になっている隙に両腕を棒に縛りつけてしまえばいいと進言する。それはいい考えだと主。早速次郎冠者を呼びつけ、棒術を披露させた後に棒に縛りつけることに成功する。縛られた次郎冠者を嘲る太郎冠者だったが、気が付くと自分も両手首を後ろに縛られてしまう。太郎冠者も次郎冠者と一緒になって酒を飲んでいたのだ。おとなしく留守番をするよう2人に言い残し、主は外出する。縛られていてもどうにかしてお酒を飲みたい2人は、お互いに協力して酒蔵を見つけ、お酒を飲むことに成功する。ベロベロに酔っぱらって大騒ぎしていると主が帰ってきて大目玉を食らう。

☆対象年齢に合わせて「お酒」は「カルピス」や「お菓子」などに変更可能です!

【必要キャスト】3人

・主(あるじ)

・太郎冠者(たろうかじゃ)

・次郎冠者(じろうかじゃ)

3.「きのこ・きのこ・きのこ」(原作:茸-くさびら-) 上演時間10分程度

【あらすじ】

家の中に人面のくさびらが次々に生えてきて困っている何某(なにがし)は、くさびらを追い払ってもらうため、あるとき祈祷師にお祈りを頼む。祈祷師が「ぼおろんぼおろん」と呪文を唱えると、くさびらたちは逃げていく……と思いきや、逆にどんどん増えてしまう。何某は棒を持って応戦するが返り討ちに遭い「知らんぞ知らんぞ〜」と退散する。1人残った祈祷師が渾身の力を込めて呪文を唱えると、なんと傘を持った鬼茸が登場する。更に「キノコ!」とくさびらたちが喋り出して大騒ぎ。祈祷師は大慌てで「許してくれ〜」と逃げていく。

☆鬼茸が登場しないバージョン、何某が棒を使わないバージョン、ゲームを取り入れるバージョンなど、上演場所の広さや人数に合わせてさまざまな内容に変更が可能なお話です。先生方に協力をお願いすることもあります。

【必要キャスト】4人〜20人くらいまで

・何某(なにがし)

・祈祷師(きとうし)

・きのこ1

・きのこ2

・鬼茸(おにたけ)(適宜)

・最後に増えるきのこ(適宜)

4.「カミナリ」(原作:神鳴-かみなり-) 上演時間10分程度

【あらすじ】

仕事がないため都から田舎へ逃れてきたやぶ医者が、野原で空から落ちてきた雷様と出会う。雷は落ちた衝撃で腰を痛めてしまい、近くにいたやぶ医者に治療を頼む。やぶ医者は鍼を使って治療を行う。すっかり腰が治った雷様は、そのお礼として「800年の間日照りや大雨の無いようにしてやろう」と約束し、踊りながら空へ帰っていく。

☆最後にカミナリさまからダンスのレクチャーあり!登場人物は2人だけ!分かりやすく面白い演目です!

【必要キャスト】2人

・やぶ医者

・カミナリ

希望される上演時間に合わせて演目数を調節したり、内容を変えたり、上演先に合わせた作品をご提案します!お気軽にご相談下さい!

ディレクターメッセージ

きょうげんあそびは、子供達に「楽しい!」と思ってもらうために作っています。きょうげんあそびは対象年齢が3歳から小学2年生なのですが、私がその年の頃、芸術教養として見る観劇よりも先生がしてくれる紙芝居の方が楽しかった記憶があります。小学校に来てくれるのはしっかり見れる年齢の子向きの作品で(もともと演劇自体が人が話しているのを見るだけという高難易度)、当時の私はきっと見るだけの演劇よりも反応を見てリアクションを返してくれる紙芝居のほうが嬉しかったんだろうと思います。そんな経験を元に、きょうげんあそびは、普通の見るお芝居ではなく、楽しさを共有できる体験にしたいと考えています。座って見れなくても話しかけちゃっても大丈夫!一緒に物語を楽しみましょう。

(「きょうげんあそび」ディレクター・松尾曉那)

「きょうげんあそび」は私が演劇ネットワークぱちぱちに入るキッカケになったコンテンツです。小さな子どもが対象で、お客さんと一緒に楽しめる作品を作る…、演技をすることが出来るというのもそうですが、何より楽しそうだ!と思ったことを覚えています。そして実際舞台に立つと、何をやっても子どもたちが笑ってくれて、それを受けて私ももっと楽しくなって、とても幸せな空間が生まれました。もっと沢山の人たちときょうげんあそびをやりたい!運営側として関わることになった今、その思いは募るばかりです。キャストもお客さんもみんなが楽しくなれる「きょうげんあそび」、どうぞ宜しくお願いします。

(「きょうげんあそび」ディレクター・齊藤舞夕)

上演依頼・お問い合わせ

上演について

基本料金

1演目(約10分)2万円(交通費込み・消費税別)〜

★人気プラン★ 30分(2演目または1演目+演劇遊び)×2ステージ 5万円(交通費込み・消費税別)

とはいうものの、ご予算に応じますのでご相談ください。

依頼について

「きょうげんあそび」上演依頼・お問い合わせフォーム

「一緒に遊べる要素を多めに入れてほしい」「まだ細かいことが決まっていないんだけど…」

なんでも大丈夫です!上記のフォームにご希望を記入の上、お問い合わせもしくは上演依頼にてお申し込みください。対象年齢や予算、イベントに合わせた上演のご提案をいたします。新作の創作も可能です。お気軽にご相談下さい。

〇主催
公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
https://www.hachiojibunka.or.jp/

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演劇ネットワークぱちぱち(運営:一般社団法人AsoVo)